「すぐに検索して答えを見てしまっては、脳の活性化にならないのではないか」という懸念は根強い。実際、自力で思い出そうと記憶の引き出しを捜索するプロセスこそが、脳の前頭前野を刺激すると長年言われてきたからだ。
しかし、認知神経科学の最新研究からは、少し異なる見解も提示されている。ある研究者はこう語る。「長時間行き詰まって強いストレスを感じたまま放置するよりは、検索によって正解を得て『なるほど!』とアハ体験(閃きの快感)を得る方が、ドーパミンの分泌を促す場合がある」。もちろん自力で解くのがベストだが、検索を「挫折防止のセーフティネット」として使う限り、パズルを習慣化するモチベーション維持にはプラスに働くという見方だ。