ヒーローの鎧を脱ぎ捨てた男の今——原田篤が挑む「第2の人生」と地方創生の現場の基本情報から最新動向までを徹底的にカバーしました。

俳優業と並行して彼が踏み出したのは、飲食業界という異分野だった。居酒屋や飲食店のプロデュースを皮切りに、自ら厨房に立ち、接客を行う日々が始まった。芸能人という看板に頼るのではなく、味とサービスで客を満足させることの難しさを、身をもって体験したという。

一筋縄ではいかない経営の現場。コロナ禍の猛威や社会情勢の変化といった荒波にも呑まれた。それでも原田は折れなかった。店舗運営だけでなくキッチンカーによる移動販売を展開するなど、変化に対して柔軟に形を変えるしなやかさを見せた。「頭を下げ、汗をかき、直接人に届ける」。現場主義の泥臭い経験が、彼のビジネスパーソンとしての足腰を強靭に鍛え上げたのだった。