2026年、自転車の交通違反に対する反則金制度、いわゆる「青切符」の運用が本格的にスタートした。信号無視や一時不停止、走行中のスマホ操作など、これまで指導警告にとどまることが多かった悪質な違反が即座に取り締まり対象となり、街の交通風景は一変している。登下校で日常的に自転車を使う中学生にとっても、この変化は極めて身近な死活問題だ。
今年のポスター制作現場では、この法改正をテーマに据えた作品が急増した。青い切符をモチーフにした象徴的なイラストや、違反罰則の重さではなく「ルールを守ることが大切な人を守る」という本質を問い直す構図が審査員の心を捉えている。抽象的な注意喚起ではなく、社会のルールが大きく動いた瞬間を当事者として捉える眼光の鋭さが、キャンバス全体から滲み出ている。