本作の魅力を語る上で欠かせないのが、米人気コメディグループ「ザ・ロンリー・アイランド」の存在だ。主演を務めたアンディ・サムバーグのキレ味抜群のアクションと、絶妙な間合いのシュールなユーモアは今見ても新鮮そのものだ。
メガホンを取ったアキヴァ・シェイファー監督との黄金コンビは、単なるバカ映画の枠組みを鮮やかに飛び越えて見せた。テンポの速い編集と80年代ロックのシンクロは、現代の短尺動画文化にも通じる疾走感を生み出している。劇中のスタントシーンで見せる、あまりに大真面目な顔をしたバカバカしさは、彼らにしか作れない芸術品と言っていい。