キャラクターを描く際、最大の障壁となるのが顔の歪みだ。花子くん特有の「柔らかい少年らしさ」と「どこかミステリアスな空気」を表現するためには、正確なアタリ(下描きの下準備)が欠かせない。まずは円を描くことから始めよう。完璧な正円である必要はない。球体をイメージした円の中央に、やや下寄りの十字線を引くのが第一歩だ。
花子くんの輪郭の特徴は、丸みのある頬から顎にかけての急な絞り込みにある。大人の男性キャラクターのようなシャープな顎ラインではなく、少し丸みを残した卵型を意識すると、一気に似せることができる。十字線の横線の上に両目の下線を合わせ、縦線に合わせて鼻と口の配置を決める。この黄金比率のアタリさえ取れれば、顔のパーツが大きく崩れる心配は無用だ。