昭和史に刻まれた公認売春街の真実!赤線と青線を分けた境界線にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

現在、かつて赤線が存在した東京の吉原、鳩の街、玉の井、あるいは大阪の飛田や各地の旧遊郭跡を歩くと、円柱やモザイクタイル、アール状のバルコニーを備えた「カフェー建築」の遺構を目にすることができる。老朽化による解体が進むなか、これらの建築は戦後昭和の生々しい記憶を語る貴重な産業遺産として再評価が進む。

赤線の廃止から半世紀以上が経過した現在も、貧困や孤立を背景とした性風俗への依存構造は本質的に解消されていない。国が境界線を引き、不可視化することで問題を解決したかのように装った歴史の過ちは、現代のセーフティネットのあり方に対しても重い問いを投げかけている。