覇権を握る名作はどれだ?熱狂を生んだ傑作ドラマの全貌と真相についての最新情報をお届けします。

朝の連続テレビ小説の歴史に、極めて強靭な足跡を刻んだのがNHKの『虎に翼』だ。日本初の女性弁護士、そして裁判官となった三淵嘉子をモデルにした本作は、日本のテレビドラマが到達した新たな金字塔として絶賛を浴びた。

「はて?」という主人公のシンプルな問いかけが、旧態依然とした男尊女卑の社会通念や、法の下の平等をめぐる欺瞞を鋭く突く。主演の伊藤沙莉が見せた濁りのないエネルギーと、人間味あふれるキャラクター造形は、毎朝の視聴者の感情を激しく揺さぶった。単なる偉人伝にとどまらず、制度の狭間で声をもたないマイノリティの苦悩にまで温かな眼差しを向けた脚本の視座は、極めて現代的だ。

法とは何か、正しく生きるとは何か。毎朝15分間の放送が終わるや否や、論壇やSNS上で議論が沸き起こり、ドラマの枠を超えた社会的な対話の場が自然発生していった。