二人のボーカリストが織りなした奇跡的なコントラストは、後目にも類を見ない。超高音のシャウトを叩き込む田中昌之と、腹の底から響くグラマラスな低音を繰り出すムッシュ吉崎。この二人の化学反応があったからこそ、数々のミリオンヒットが誕生した。しかし、音楽的方向性の違いやユニットの主導権を巡る相克は、やがて二人の道を分かつこととなった。
互いに異なる道を歩んだ後も、彼らが創り上げたツインボーカルのスタイルは、後続のロックバンドやアニソンアーティストに計り知れない影響を与えた。単なる懐古趣味にとどまらないその音楽的功績は、日本音楽業界の金字塔として今なお輝きを失っていない。