通算200勝という大金字塔へ向け、左腕の投球内容は円熟味をさらに増している。球速表示は130キロ台前半ながら、打者の手元で鋭く沈むシンカーと外角低めへ寸分狂わず決まるコントロールは依然として健在だ。直近のファーム調整や一軍登板で見せた投球フォームの修正点は、力感のないテイクバックから急激に腕を振る独特の間合いにある。
チーム関係者によると、登板間隔を十分に取りながらコンディションを維持する徹底した調整プログラムが敷かれている。ベンチもただ記録のために投げるのではなく、チームの勝利に直結するクオリティスタートを最優先事項として求めているのが実情だ。データアナリストとの綿密なミーティングを重ね、配球パターンの微調整を繰り返す姿は、まさに生きた教科書と言える。