事態の引き金となったのは、特定の掲示板に投稿された一枚のサムネイル画像だった。投稿者は「極秘流出」といった煽り文句を添えて外部リンクを掲載。これがインフルエンサーアカウントによって再共有され、火種は一気に拡大した。だが、その噂の真相を紐解くと、過去に放送されたテレビ番組のワンシーンを意図的にスロー再生・トリミングしただけの代物や、第三者のモデル映像にタレントの顔を合成したフェイクであることが判明している。
なぜ嘘の情報がこれほど速く広まるのか。プラットフォームのアルゴリズムがエンゲージメントの高い投稿を優先的に表示する仕組みが影響している。ユーザーが驚きや好奇心からクリックやリプライを行うことで、システム側が「注目度の高いコンテンツ」と判断し、さらに多くのフィードへ露出させる悪循環が生まれているのだ。