滞在中のハイライトの一つが、ダイニングで振る舞われる夕食だ。料理長が毎朝地元の農家や生産者を直接訪ね、その日一番の状態で収穫された無農薬野菜や果物、ブランド豚や和牛を厳選して仕入れる。ここでは単なる「地産地消」にとどまらず、素材が持つ本来の生命力を引き出す料理法が追求されている。
例えば、自家製の果実酢を使った前菜や、うきはの名水でじっくりと出汁をとったお椀もの。さらには地元の酒蔵が醸す希少な日本酒や、九州産のナチュラルワインとのペアリングも秀逸だ。一口ごとに広がる滋味深い味わいは、食べる人の身体と心を内側から満たしていく。