TVアニメ『はたらく細胞』の成功を語る上で、アニメーションスタジオdavid productionの妥協なき映像表現と、豪華キャスト陣による魂の演技を外すことはできない。とりわけ、キラーT細胞の隊長役を演じた声優・小野大輔のアプローチは圧巻だった。
狂暴なまでの力強さと、時に見せる不器用な優しさ。小野大輔は低音の咆哮と微細な息遣いによって、単なる殺戮マシンではない「生命を守る防人」としての人間味を見事に表現し切った。david productionによる筋肉の躍動感や戦闘エフェクトの作画は極上であり、画面狭しと暴れ回るアクションシーンは世界中のアニメファンを唸らせた。作画と演技の化学反応が、キャラクターの魅力を極限まで高めたのだ。