国内の電気通信事業(Telecommunications Industry)を牽引する大手キャリア各社は、iOS標準機能とどのように棲み分けているのか。NTTドコモ(NTT DOCOMO)、KDDI(au)、ソフトバンク(SoftBank)、そして楽天モバイル(Rakuten Mobile)の仕様を精査すると、明確な境界線が見えてくる。
端末側の無料機能であるライブ留守番電話は、iPhoneが圏外にある時や電源が切れている状態では作動しない。対して、NTTドコモの「留守番電話サービス」やKDDI、ソフトバンクが月額300円〜400円前後で展開する有料サービスは、基地局側のネットワークセンターでメッセージを確実に預かる。電源オフ時や山間部・地下街での着信を絶対に逃せないビジネス層にとっては、依然としてキャリア提供の有料網が不可欠な防壁となっている。
一方、楽天モバイルは専用通話システムと連動し、留守番電話の保存・再生を基本無料で提供するなど、独自のアプローチを採る。自身が所属する通信キャリアの仕様格差を正しく掴むことが、無駄な通信費を削る出発点だ。