歴代のCMを振り返ると、時代を象徴する豪華な出演タレントや意外なコラボレーションが目を引く。中でも語り草となっているのが、ザ・ドリフターズのメンバーとして知られる高木ブー氏の起用だ。ウクレレを手にゆったりとした独特の存在感を放つ高木氏の登場は、視聴者に強いインパクトを与え、商品の持つ「手軽でほっとする味わい」を見事に表現していた。
テレビ広告の黄金期において、大物タレントの起用とユーモアあふれる演出は一際大きな話題を呼んだ。撮影現場ではNGが出ても笑いが絶えなかったという逸話もあり、そうした温かな現場の空気が画面越しにお茶の間へ伝わっていたのだろう。単に商品を売り込むのではなく、見る人を笑顔にするエンターテインメント性こそが、ロングセラーCMの真骨頂といえる。