バタコさんに命を吹き込み続けているのは、声優の佐久間レイだ。彼女の優しく包み込むような声調と、ピンチの場面で見せる力強い叫びのギャップが、キャラクターの魅力をより一層引き立てている。マイクの前で彼女が意識しているのは、単に明るいお姉さんを演じることだけではないという。
長年のアフレコ現場において、佐久間レイはジャムおじさん役をはじめとするキャスト陣との息の合った掛け合いを大切にしてきた。画面上の緊迫感とは裏腹に、スタジオ内には温かい家族のような空気が流れている。投げるときの威勢の良い掛け声一つにも、アンパンマンへの深い信頼と愛が込められているのだ。