現在の群馬ラーメンシーンを象徴するのが、ド迫力のガッツリ系と、極限まで雑味を削ぎ落とした淡麗系による鮮烈な対比だ。
高崎市内を中心に見られる「上州二郎系」は、単なる東京の模倣ではない。地元産の濃厚な銘柄豚「上州豚」の骨を何十分も炊き出し、自家製オーション麺と合わせることで、圧倒的なコクと洗練された旨味の両立に成功している。一方で、前橋エリアでは地鶏「上州地鶏」の上品な出汁をベースにした透明度の高い淡麗醤油・塩ラーメンが台頭。一口すするだけで鳥肌が立つほどのクリアな旨味が、早朝から並ぶフリークの胃袋を掴んで離さない。