フィードで流れてきた数秒の動画が、翌朝には店舗前の行列へと直結する。TikTok上で爆発的な再生数を記録したリッププランパーやトーンアップ下地は、入荷と同時に棚から姿を消すことも珍しくない。画面越しに見たツヤ感やテクスチャーを自分の肌で確かめたいという欲求が、店舗へと足を運ばせる最大の動機になっている。
特に圧倒的な存在感を放つのが韓国コスメの数々だ。現地ソウルで発売されたばかりの新興ブランドや、国内ではここでしか手に入らない先行限定アイテムが並ぶポップアップスペースには連日人垣ができる。「画面でバズっていたあの色」をいち早く手に入れ、その日のうちにSNSへ投稿する――このサイクルが、完売までのタイムリミットを極限まで縮めている。