身近な家電である電子レンジを使った加熱は非常にスピーディだが、加熱ムラが発生しやすいリスクを孕んでいる。外側は冷えているのに中心部だけが高熱になり、焦げ付きやボソボソとしたダマを生む要因になるのだ。加熱する場合は600Wで15〜20秒ごとに取り出し、都度よく混ぜ合わせる丹念さが求められる。
日本を代表する製菓メーカーである株式会社明治の研究データでも示されている通り、市販の板チョコレートはそのまま食べる際に最適な口溶けになるよう緻密に配合されている。これを再加熱して滑らかに保つには、主成分であるココアバターの融点を考慮した緩やかな加熱プロセスが欠かせない。