1980年に『お笑いスター誕生!!』として日本テレビ系列でスタートしたこの番組は、それまでの演芸番組の常識を根底から覆した。勝ち抜き形式を採用し、10週連続で勝ち抜けば「グランプリ」を獲得して金一封とメジャーデビューの切符が与えられるという、極めてスリリングなシステムである。
当時のテレビ業界において、新人芸人が自らのネタだけで勝負できる本格的なオーディション番組は稀有だった。審査員にはタモリや桂枝雀、さらには劇作家や音楽家など多様な文化人が名を連ね、単なる演芸の枠を超えたクリエイティブな評価軸が確立されていた。