現在の回転寿司業界は、業界のトップランナーである株式会社あきんどスシローを中心に、激しいシェア争いが繰り広げられている。同社は世界中から高品質な魚介を仕入れる調達網を強みとし、期間限定の豪華ネタフェアを途切れなく投入することでリピーターを飽きさせない戦略を貫く。
これに対抗するのが、独自開発の抗菌寿司カバー「安心Hold」やゲーム感覚で楽しめる「ビッくらポン!」を展開するくら寿司株式会社だ。同社はテクノロジーを活用した店舗運営の省力化と、化学調味料を使用しない安全性を全面に出すことで差別化を図る。
一方で、牛丼チェーンすき家などを傘下に持つ外食最大手株式会社ゼンショーホールディングスが運営するはま寿司は、グループの圧倒的な購買力と物流網を背景に他社を凌駕する低価格戦略を展開。そしてカッパ・クリエイト株式会社が展開するかっぱ寿司も、山形県産ブランド米の「はえぬき」を全店で使用するなどシャリの抜本的改革を実行し、反撃の狼煙を上げている。これら4大企業の切磋琢磨こそが、日本の外食産業全体の質を底上げしているのだ。