直方市といえば、大相撲の名横綱・魁皇博之(現・浅香山親方)の出身地としても広く知られる。地元への愛が深いこの街で、いまパン業界を巻き込んだユニークな取り組みが熱を帯びている。それが「直方焼きスパ推進プロジェクト」との連携によるご当地パンの開発だ。もともと直方のB級グルメとして親しまれている「直方焼きスパ」を、香ばしいコッペパンやフォカッチャに挟んだコラボパンが各店で登場している。
特製ケチャップソースで炒めたもっちり麺と、サクサクのパン生地が絡み合う味わいは、まさにガッツリ食べたい市民の胃袋を掴んで離さない。これ以外にも、甘辛く煮込んだごぼう天を挟んだコッペパンや、九州名物の明太子をふんだんに使ったフランスパンなど、独創的な惣菜パンが店頭を彩る。伝統と地域資源を活かしたアイデアが、地元の製パンシーンに新しい風を吹き込んでいるのだ。