ブーム再燃の大きな引き金となったのが、かねてより話題を集めていた実写映画企画の進展と、2000年前後(Y2K)のポップカルチャーに対する熱狂の最高潮だ。映画『バービー』の世界的成功に続き、マテル社が誇るキラーコンテンツとして映像化プロジェクトが本格始動したことで、海外メディアでも連日のように特集が組まれている。
ファッション界もこの動きを見逃さない。パリやトーキョーのストリートでは、かつてのパステルカラーやキッチュなプラスチック素材を取り入れたスタイルがトレンドの最前線に躍り出た。クラシックなコンパクトの造形美は、現代のアイコニックなモチーフとして再解釈されている。