王者のタイトルを手にした直後から、ふたりを取り巻く環境は激変した。テレビ番組やイベントへの出演依頼が殺到し、東京へと活動の拠点を移す決断を下す。しかし、華やかなブレイク劇の舞台裏には、知られざる苦悩と葛藤が存在していた。
「優勝直後は多忙すぎて、自分たちの目指す漫才が崩れそうになったこともあった」と、関係者は当時の切迫した様子を明かす。大阪時代とは異なるキー局のスピード感や求められるリアクションに戸惑う日々のなかで、支えとなったのは他でもないふたりの強い信頼関係だった。楽屋でのネタ合わせを怠らず、忙殺されるスケジュールの中でも新しいボケを模索し続けたという。
苦難を乗り越えた先で掴んだのは、飾らない本音トークと圧倒的な安定感だ。現在ではバラエティのひな壇を盛り上げるだけでなく、冠番組を持つまでに成長。過酷な過渡期を耐え抜いたからこそ、いまの揺るぎない活躍がある。