近年のトレンドである『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』に代表されるダーク・ファンタジー作品では、シリアスで重厚な本編の展開と、ファンの賑やかな生誕祭文化とのギャップが印象的だ。作中で過酷な運命に立ち向かうキャラだからこそ、ファンは誕生日に平和な祝福を贈りたいという強い心理が働く。
SNS上では、手作りのバースデーケーキや大量のグッズを並べた「祭壇」の写真が投稿され、世界中のファンが言語の壁を越えて祝福の言葉を交わし合う。物語の切なさと相まって、生誕祭というイベントがファンにとっての救済や熱狂の場となっているのだ。