エンターテインメント作品に目を向けると、数字表現がいかに感情や緊迫感と結びついているかがよく分かる。タイムトラベルを題材にした韓国のSFサスペンス映画『11時』では、劇中で繰り返される緊迫したカウントダウンの中で、極限状態の登場人物たちが叫ぶリアルな時間表現が確認できる。
また、Netflixで世界的人気を博す韓国ドラマの数々や、YouTubeのリアリティショーでも、「今夜11時にあそこ集合ね」といった飾らない会話が頻繁に飛び交う。台本通りの硬いアナウンス調ではなく、生きた会話の中で「ヨランシ」がどう崩され、どんなイントネーションで発声されているかを観察することは、机上の勉強をはるかに超えるリスニング教材となる。