人類の存続を賭けて立ち上がる半神半人の戦乙女、ブリュンヒルデ。彼女が見せる冷徹な表情と時折覗かせる激越な感情のブレは、イラスト一枚を通しても鮮烈なインパクトを残す。長い髪のたなびきから鋭い視線の角度まで、完璧に制御された美がそこにはある。
一方で、神々の陣営でありながら人類側に立つ釈迦の存在感も際立つ。飄々とした態度の中に秘められた圧倒的な強さと唯我独尊の哲学が、アジチカ先生の描く立ち絵やカットアウトから溢れ出している。相反するキャラクター性が織りなすビジュアルのコントラストこそ、本作が世界中で愛される最大の原動力だ。