ブームの沈静化とともに「レギュラーはテレビから消えた」という噂が囁かれた時期がある。だが、真相は「消えた」のではなく「主戦場を自らシフトさせた」という表現が正しい。過酷な売れっ子時代を経験した二人は、一過性のブームに消費される過酷さに直面し、芸人としての長期的な生き残り戦略を模索していた。
そんな中で出会ったのが、高齢者施設での慰問活動だった。自分たちのネタで笑い、身体を動かして元気になるお年寄りたちの姿を目の当たりにした二人は、テレビ画面の向こう側とは異なる強烈な手応えを感じたという。一時の流行に依存するのではなく、一生涯かけて人々を笑顔にできる場所へ、活動の軸足を少しずつ移していったのだ。