一方、制度の拡大に伴う「質の格差」も深刻化している。募集側の自治体と応募する都市部人材の間で、活動内容に関する期待値のズレが解解消されないままマッチングが行われるケースが目立つ。
過疎に悩むある町では、「SNSを活用した集客と観光資源の開発」を期待して採用された隊員が、いざ着任してみると草刈りや行政書類の代行ばかりを命じられるという事態が発生した。こうした「ミスマッチ」は隊員の早期離脱を引き起こし、自治体側にとっても予算と時間の浪費につながる。ミスマッチを防ぐための第三者機関による事前面談や、短期お試しインターンの導入が急務とされている。