事態を重く見た吉本興業は、即座に井上に対して無期限の謹慎処分を下した。レギュラー番組の降板、収録済み特番の差し替え、スポンサーへの違約金対応など、損害は甚大な規模に膨らんだ。自室に閉じこもり、外部との連絡を断つ日々の中で、井上は自らの過ちと向き合い続けた。
謹慎から数か月後、無数のフラッシュが焚かれる中で開かれた謝罪会見。深々と頭を下げ、嗚咽しながら言葉を絞り出す姿に、かつての傲慢なナルシストキャラの面影は微塵もなかった。用意された原稿を読むのではなく、記者からの厳しい質問に逃げることなく答え続けたその態度は、芸能界関係者や視聴者の心を少しずつ動かしていく契機となった。