日本の眼鏡小売業界は、時代の波とともに激しい勢力図の塗り替えを経験してきた。老舗としてのプライドと手厚い対面接客を強みとするメガネスーパーのような既存チェーンがひしめく中、一律価格モデルは市場に激震を与えた。
しかし、時代が進むにつれ、新たな勢力が台頭する。JINSに代表されるSPPA(製造小売り)型の超格安・高速回転を武器とするブランドが市場を席巻。5,000円台からのフレームセット販売や、軽量素材を押し出したトレンドデザインは、若年層の心を急速に捉えていった。一律2万円という価格帯は、かつての「圧倒的安さ」から「しっかりとした中価格帯」へと位置づけが変化していくこととなった。