「マスコットは単なるキャラクターではない。クラブ経営を支える最強の営業マンだ」。あるB1クラブのマーケティング担当者はそう断言する。実際、マスコット関連グッズの売上はクラブ全体のMD(マーチャンダイジング)収益の中で巨大なシェアを占めており、上位にランクインするキャラクターの経済効果は数億円規模にのぼると推計されている。
コラボカフェの展開、地元行政の避難訓練や防犯キャンペーンへの起用、さらには地元テレビ局の冠番組獲得まで、マスコットの活躍の場は体育館の外へと無限に広がる。コンテストでの順位が高ければ高いほど、翌シーズンのスポンサー獲得交渉において強力なアドバンテージとなる。だからこそ、クラブ側も単なるファンサービスの一環としてではなく、全社を挙げた一大事業としてこの選挙戦にリソースを投入するのだ。