こうした直売所ブームの背景には、持続可能な農業を目指す構造的な変化が存在する。農林水産省が推進する「6次産業化」や地域活性化策に呼応するように、全国農業協同組合連合会(JA)をはじめとする農業団体も、生産者が直接消費者に価値を届ける場作りを推進してきた。
中間流通を挟まないダイレクトな販売モデルは、農家にとって適正な利益をもたらすと同時に、消費者には高品質な製品を適正価格で届ける利点がある。従来の農業の枠組みを超えた魅力的なアグリビジネスへの進化が、各地の直売所を魅力的なデスティネーションへと押し上げているのだ。