境内に一歩足を踏み入れれば、そこはまさにおむすびワールドだ。絵馬やお守りはもちろん、境内のあちこちに置かれた石像や案内板までが三角のおむすびフォルムで統一されている。初めて訪れた参拝客は、その突き抜けたユニークさに驚かされるかもしれない。
しかし、この演出は決して単なるウケ狙いではない。神道の根本にある「結び(むすび)」の精神を、親しみやすい形で参拝者に伝えたいという神職の熱い想いが込められている。お米とお米を結び合わせて作るおむすびは、人と人との縁を結ぶ最高の象徴。お参りをする人々が笑顔になり、良いご縁に恵まれるようにという祈りが、この可愛らしいデザイン一つひとつに宿っているのだ。