国民民主党躍進の決定打となった第50回衆議院議員総選挙。掲げられた「手取りを増やす」スローガンと「103万円の壁見直し政策」は、現役世代の心を強烈に捉えた。しかし、党首が全国の激戦区を飛び回る間、足元の香川2区を守り抜いたのは誰だったか。
代表本人が不在がちな地元選挙区で、後援会組織の引き締めや集会での挨拶を一手に引き受けたのが恵理夫人だった。夫の代弁者としてマイクを握り、生活者の目線から政策の意義を語りかける姿は、多くの有権者の共感を呼んだ。決して派手な弁舌ではない。だが、一言ひとことに誠実さが滲む語り口が、保守層から無党派層までを惹きつけた。
全国的な国民民主党ブームの裏側には、地元を一切疎かにさせない強固な留守預かりの存在があった。国政を揺るがす政策提言の背後で、彼女の献身的な活動が強固な足場を築いていた事実は見逃せない。