日本最高峰の蘭の祭典である「世界らん展日本大賞」の受賞歴を持つ一流のブリーダーたちも、水やりには細心の注意を払っている。トップ愛好家たちが口を揃えて強調するのは、「葉水(はみず)」と「鉢底の水抜き」の徹底だ。
空気が乾燥しやすい室内では、根への水やりとは別に、霧吹きで葉の裏側に水分を与える「葉水」が非常に有効だ。これによりハダニなどの害虫発生を予防しつつ、適度な湿度を保つことができる。また、受け皿に溜まった水は放置せず、毎回必ず捨てるのが鉄則だ。溜まり水は根腐れの最大の誘因であり、根の呼吸を著しく阻害するからだ。