静かな路地に漂う香ばしい鶏の香り。のれんをくぐると、店内は英語、インドネシア語、アラビア語、そして日本語が飛び交う熱気に包まれている。看板メニューである「濃厚鶏白湯ラーメン」は、豚肉やアルコールを一切使用していない。にもかかわらず、そのスープは一般的な豚骨ラーメンに劣らないとろみと濃厚さを誇る。
「初めて食べた時、本当にハラルなのかと驚いて何度も店員に確認してしまった」。ジャカルタから訪れた観光客は、満面の笑みでそう語る。丁寧に下処理された国産鶏を長時間煮込むことで引き出されたコラーゲン豊富なスープは、旅の疲労を優しく吹き飛ばす。細部にまでこだわり抜かれた麺との相性も抜群だ。