美術館での露出騒動は表現か犯罪か警察介入と法の境界線を追うを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

相次ぐトラブルを受け、公立・私立を問わず施設側の防犯体制は抜本的な見直しを迫られている。文化庁が策定する劇場・音楽堂等および博物館・美術館の安全管理に関するガイドラインに基づき、各館は警備計画を刷新。展示物の破損防止だけでなく、鑑賞マナーの著しい逸脱やゲリラ撮影を未然に防ぐためのプロトコルが策定された。

六本木に位置する国立新美術館をはじめとする主要な大型館では、エントランスでの手荷物検査の厳格化や、展示室内を巡回する警備員の増員が常態化している。さらに、AIを活用した異常行動検知カメラの導入も進み、衣服を不自然に着脱しようとする動きや長時間の不審な立ち止まりを即座に感知し、警備スタッフへ通知するシステムが実用化されつつある。かつてのアート空間が保っていた鷹揚さは、ハイテク警備の導入によって急速に姿を変えている。