魔法のように見える安さのカラクリ。その種明かしは、親会社である大黒天物産(岡山県)の強固なサプライチェーンにある。
最大の武器は、徹底的に集約された巨大物流拠点「プロセスセンター(PC)」の存在だ。海外からの輸入肉や国内の大量買い付け肉は、自社専用のPCへ直接運ばれる。ここでカット、スライス、パック詰めまでを最新設備と自動化ラインによってハイスピードで一括処理。店舗側での解体作業コストを極限まで削ぎ落とす仕組みを構築した。
さらに、店舗側での陳列作業も徹底的に省力化されている。ダンボールのまま売り場に並べる「ダンボール陳列」や、24時間営業による稼働率の平準化、エネルギー消費を抑えた店舗設計。お肉の安さは、肉そのものの質を落としたからではなく、商品が消費者の手に届くまでのあらゆる中間マージンと人件費をナイフで削ぎ落とした結果生み出されているのだ。