このシステムを開発・運営する株式会社ボードウォークは、日本のライブビジネスにおけるチケットレス化の歴史そのものを作ってきた立役者だ。その名を広く世に知らしめたのは、2018年に行われた安室奈美恵のラストドームツアーにおける完全顔写真付き電子発券の導入だった。1席の不正転売も許さないという強い意志のもとで運用された厳格なゲート管理は、その後のエンタメ業界の標準モデルとなった。
その後も東方神起の全国アリーナ・ドームツアーや、多数のトップアーティストが集結するSMTOWN LIVEなど、熱狂的なファン層を抱える大型K-POP・J-POP公演において不可欠なプラットフォームとして機能し続けている。5万人を超える観客をわずか数時間で安全かつ正確に客席へと送り届ける処理能力は、同社が長年蓄積してきた現場オペレーションの結晶と言える。