小学館から刊行された読書エッセイ『まなの本棚』は、単なるタレント本とは一線を画す本格的な書評集として、発売直後から出版業界に大きな激震を走らせた。自らが愛読してきた約100作に及ぶ作品への熱い想いが、過度な装飾のない瑞々しい筆致で綴られている。
この書籍の影響力はすさまじく、紹介された作品が次々と重版出来となる社会現象を引き起こした。古典文学から児童書まで、長年書店の棚で眠っていた名著が再び脚光を浴びた事実は、彼女の推薦が持つ純粋な熱量を証明している。商業的なタイアップではない、読者としての生々しい共感が読者の購買意欲をダイレクトに刺激したのだ。
書評という形式を取りながらも、そこに描かれていたのは彼女自身の成長記録そのものであった。物語の登場人物に感情移入し、時に悩み、時に背中を押される。読書を通じて自分自身と対話し続ける姿勢が、多くの同世代や子育て世代に強い感銘を与えた。