単に「汚い」「臭い」だけで済まないのがハト被害の本当の恐ろしさだ。乾いたハトの糞は微粒子となって風に乗り、空気中を漂う。これを吸い込むことで、クリプトコックス症やアレルギー性肺炎などの重篤な呼吸器疾患を引き起こすリスクが高まる。特に免疫力の低い小さな子どもや高齢者がいる家庭では、決して軽視できない脅威だ。
さらに恐ろしいのが、寄生虫の二次被害である。巣には「トリサシダニ」や「トコジラミ」が大量発生し、網戸の隙間やエアコンの配管を通じて室内へとなだれ込んでくる。夜中に原因不明の激しい痒みに襲われ、調べてみたらベランダの巣が原因だったという被害報告が後を絶たない。