NHK連続テレビ小説「らんまん」の放送以降、植物学者・牧野富太郎博士の足跡を訪ねる旅は一気に定着した。このムーブメントは観光インバウンド産業にも大きな追い風をもたらし、高知の食文化にも新鮮な変化をもたらしている。
地元の外食・飲食産業では、牧野博士が愛した高知の豊かな自然や植物に着目し、地産のハーブや山菜をふんだんに取り入れた新しい土佐料理の開発が加速。オーガニック食材を取り入れたスタイリッシュな居酒屋や、海外からの旅行客に向けた英語メニュー対応の店舗が増加している。自然の恵みを敬い、そのまま皿の上に表現する高知の食のあり方は、国境を越えて多くの人々を魅了し続けている。