二人の物語は、まだ何者でもなかった十代の原宿で始まった。早くからモデルや子役として頭角を現していた彼女と、どこか尖った危うさと圧倒的な存在感を放っていた彼。惹かれ合うのに時間はかからなかった。
宮崎あおいが所属事務所ヒラタインターナショナル(当時ヒラタオフィス)の看板女優として映画界で脚光を浴びる中、高岡蒼佑もまた井筒和幸監督の映画『パッチギ!』で鮮烈な印象を残し、一躍若手実力派としての評価を確立する。日本映画の未来を担うホープ同士の交際は、隠すことなく堂々と育まれていった。
2007年、21歳と25歳という若さでの電撃入籍。世間は驚きとともに、お互いを信じ抜く純粋な若きカップルに熱いエールを送った。手作りの結婚指輪を披露し、記者会見で見せた屈託のない笑顔は、当時のメディアを温かく照らし出していた。