食べても太れない体質の真相解明|胃腸・遺伝のメカニズムと健康増量法の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

「もともとの体質」と自己完結する前に、必ず除外しなければならないのが基礎疾患の存在です。特に急激な体重減少や、食欲はあるのに衰弱していく場合は、医療機関での精密検査が強く推奨されます。

代表的な疾患として挙げられるのが甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)です。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、全身の代謝が異常に亢進し、動悸、多汗、手の震えとともに著しい体重減少を引き起こします。また、インスリン分泌が枯渇する1型糖尿病でも、摂取した糖を細胞が取り込めず、脂肪や筋肉が急速に分解されます。

さらに、消化器系では過敏性腸症候群(IBS)や慢性胃炎、小腸の粘膜障害による吸収不良症候群、あるいはピロリ菌感染による胃機能低下が背景にあるケースも少なくありません。内科や消化器内科、内分泌内科で血液検査(甲状腺ホルモン、HbA1c、炎症マーカーなど)や胃内視鏡検査を受けることが、確実な増量への第一歩となります。