近年の大学駅伝における最重要トピックの一つが、長距離走におけるギアの進化とトレーニング科学の飛躍的発展である。かつては『不動の記録』と見なされていた区間記録が、次々と塗り替えられている。
厚底シューズの導入以降、ランナーのピッチとストライドの最適化が進み、特に平坦な7区・8区や下りの6区での平均スピードは数年前の常識を覆すレベルに達した。このスピード化に伴い、従来の復路ゴール予想時刻よりも5分近く早く大手町へ到達する展開も珍しくなくなった。
各大学の選手たちが科学的な栄養管理とフォーム解析を取り入れた結果、過酷な100キロ超の行程であっても限界を超えた高速レースが展開されるようになっている。