もし体力に余裕があるなら、ロープウェイを「片道だけ」利用し、もう片道は徒歩で散策するスタイルを強くおすすめしたい。山頂と麓を結ぶ登山道には「表12景」「裏12景」と呼ばれる散策路が整備されており、歩く速度でしか出会えない自然の表情をじっくり観察できる。
行きは登りのハイキングで木々の香りや鳥のさえずりを楽しみ、汗をかいた帰りはロープウェイで一気に山を下りながら絶景を俯瞰する。あるいはその逆。歩くことで奇岩の巨大さを足元から実感し、上空からその全体像を捉える。この視点の立体的な切り替えこそが、小豆島の自然を骨の髄まで味わい尽くす秘訣なのだ。