作品そのものと同じくらい、あるいはそれ以上に人々を魅了して離さないのが「建築」としての美しさだ。近年、歴史的建築物の価値を再解釈し、最新の温室効果ガス削減技術を取り入れて再オープンする大型改修プロジェクトが一段落を迎えた。
自然光を贅沢に取り込むガラス張りのアトリウムや、地域で産出された木材を大胆に使用した温かみのある内装。環境負荷を最小限に抑えつつ、鑑賞者が長時間を快適に過ごせる空間設計が徹底されている。建築家の思想が詰まった建物の中に身を置くだけで、日々のストレスから解放されるような特別な時間が流れている。