平編み(往復編み)に慣れたら、モチーフや帽子、バッグ作りに欠かせない「輪編み」や「シルエットを変えるテクニック」に進みましょう。
輪から編む長編みの方法
円形のモチーフや巾着の底などを編む場合は、「指に糸を2回巻く輪の作り目」から始めます。
1. 輪の中に針を入れ、糸を引き出して鎖編み3目を編みます(立ち上がり=1目目)。
2. 輪の中に直接針をくぐらせるようにして、指定の目数(例:12目〜16目)まで長編みを編み入れます。
3. 糸端を引いて輪を中心にきつく引き締めます。
4. 最初の立ち上がり鎖編み3目目の頭に針を入れ、「引き抜き編み」をして円を閉じます。
5. 2段目以降は、各段の初めに鎖3目で立ち上がり、段の終わりに立ち上がり3目目へ引き抜く作業を繰り返します。
長編みの増し目(目を増やす)
編み地の幅を広げたり、円をフラットに大きくしたりする際は「増し目(編み入れ)」を行います。
やり方はシンプルで、前段の同じ1つの目に、長編みを2目(または3目)編み入れるだけです。編み図では「V字」の中に長編み記号が2本入った形で表記されます。
長編みの減らし目(長編み2目一度)
袖ぐりや襟ぐり、帽子のトップを絞る際には「減らし目」を使います。隣り合う2つの目を1つに合体させる「長編み2目一度」の手順は以下の通りです。
1. 針に糸をかけ、1つ目の目に針を入れて糸を引き出します。
2. 針に糸をかけ、手前の2本だけを引き抜きます(ここでストップ。長編みの未完成状態で針に2本残る)。
3. もう一度針に糸をかけ、隣の2つ目の目に針を入れて糸を引き出します(針に4本)。
4. 針に糸をかけ、手前の2本だけを引き抜きます(針に3本残る)。
5. 最後に針に糸をかけ、針にかかっている3本のループを一気に引き抜きます。
これで2つの長編みの頭が1つにまとまり、目数が1目減ります。