窓口の待ち時間を減らし、手続きをペーパーレス化する。一見するとシンプルな改革だが、その裏には徹底的な業務プロセスの再設計が存在する。現在展開されている店舗網では、単純な入出金や振込手続きの多くがデジタルセルフ端末へと移行した。
しかし、店舗の価値が下がったわけではない。むしろ、浮いた時間を専門的なコンサルティングへ投入する動きが顕著だ。相続や資産承継、事業拡大のための資金調達といった複雑な相談に対応するため、個室型の相談ブースを拡充した店舗が増加傾向にある。機械に任せるべき部分と、人が寄り添うべき部分の線引きが極めてクリアになりつつある。