相手の投稿をミュートすることに対して、「冷たいのではないか」「裏切りではないか」と罪悪感を覚える人がいる。だが、その発想こそが現代のデジタル疲労の原因だ。誰もが24時間つながり続けることを強制される社会において、適度な距離感を保つことはむしろ人間関係を長持ちさせる知恵と言える。
職場の上司や親しい友人であっても、投稿の頻度や価値観が合わない瞬間は当然ある。関係性を壊してまでブロックするのではなく、一時的にミュートにして心の平穏を取り戻す。「見ない権利」を行使することは、相手を嫌いにならないための優しさでもあるのだ。精神的なリセット期間を設けることで、現実世界でのコミュニケーションにも余裕が生まれる。